天の岩屋(杓子山)
どんな伝承か
山梨県南都留郡の杓子山にある岩穴は、天照大神が岩戸隠れをした場所であると伝えられる。天の岩屋の物語にちなみ、手力男命が岩戸の扉をはずして山に向かって投げつけ、その扉の当たった所を「扉(とおびら)」、扉の鍵が落ちた場所を「鎌懸(かぎかけ)」と呼ぶという。さらに鎌懸の向こうは錠が落ちた川ということで「錠川」と呼ばれている。いずれも岩戸神話にちなんだ地名の由来として語り継がれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
向原の民俗 上――昔話・伝説・怪異(民俗調査報告 第9号・第10号・民俗調査報告・民俗調査報告)
『向原の民俗 上(民俗調査報告第9号・第10号)』第IX章口承文芸所収の昔話・伝説・怪異。山梨県南都留郡の向原・明見地区に伝わる口承を採録する。