屋根をころがった火の玉
どんな伝承か
信州南佐久郡小海町でのある夏の晩、来客と茶の間で障子を開けて話していると、前の家の屋根のところに火の玉が見えた。『あれは火の玉だ』と来客とともに見つめていると、火の玉は屋根の上をころがるように動き、風船のように静かにふわりと上がって、屋根の向こうへ消えていったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
南佐久郡誌 民俗編――伝説・世間話(南佐久郡(編)・南佐久郡誌・自治体史(民俗))
『南佐久郡誌 民俗編』第十三章所収の伝説・世間話。長野県南佐久郡に伝わる口承を採録する。