盲目の易者セキさん
どんな伝承か
海瀬あたりの年輩の女性たちが相談した占い師に、セキという人があった。四ツ谷のサイカチに住み、四ツ谷の橋ぎわで易をみてくれたという。晩年は眼がほとんど見えなくなり、依頼者の顔や身体に手でさわって占ったが、それがよく当たったと語り継がれている。みてもらった時期は明治末期から昭和初期まで。セキの名は海瀬の側の調査からは出ず、高野町の調査で挙がってきた人である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐久町誌 民俗編――俗信(佐久町(編)・佐久町誌・自治体史(民俗))
長野県『佐久町誌 民俗編』所収の俗信。佐久町(現佐久穂町)に伝わる予兆・占い・まじない・物忌み・民間療法を地区ごとに採録する。