夢に関する俗信
どんな伝承か
夢の吉凶をめぐる俗信。畑中・高野町では「一冨士、二鷹、三なすび、四葬礼に、五雪隠」という昔からの言い伝えがそのままよい夢とされ、大日向・下海瀬でも富士・鷹・茄子はよい夢とされた。大日向・平林・曽原・上区・畑中・川久保では蛇の夢はよい夢で、金が入る、近親が妊娠するともいう。悪い夢は、上区・四ツ谷・大日向で亡くなった近親が迎えに来る夢、生前と違う親の顔を見た夢、死んだ人の夢。下海瀬・曽原・大日向・畑中では歯の抜けた夢を悪いとした。高い所から落ちた夢や火事の夢も地域により悪いとされ、川久保ではよい夢は他人に話すな、悪い夢は話せといった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
佐久町誌 民俗編――俗信(佐久町(編)・佐久町誌・自治体史(民俗))
長野県『佐久町誌 民俗編』所収の俗信。佐久町(現佐久穂町)に伝わる予兆・占い・まじない・物忌み・民間療法を地区ごとに採録する。