貧しい初次郎は荷車引きで生計を立てたが
どんな伝承か
天狗の弟子といわれた外川初次郎は、桑名の裏殿町に住み、妻いしと一人の子供をつくった。ただ生活は貧しく、荷車ひきをして生活費をかせいでいた。これは相当な重労働であるが、初次郎は坂道でも軽々と引っぱって行くので、目撃した人たちは「やっぱり天狗が後押しをするんだな」と驚異の眼で見たものである。それでも生活は楽ではなく、妻のいしは桑名の鋳物工場で働かねばならなかった。いしは昭和二十六年まで存命だったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯(鈴江淳也・昭和40年代(1960年代後半))
天狗は実在する=外川初次郎と天狗界/人魚の捕獲(カイ諸島)/日本列島のミステリー地帯/UMA・未確認生物/空中飛行と神隠し