飛行のたびにバナナ状の南方の品や神饌を持ち帰り近所に配ったた…
どんな伝承か
天狗の初さんと呼ばれた外川初次郎は、天狗に連れられて見知らぬ土地を飛行するたびに、バナナのような南方の土産品を持ち帰っては近所に配っていた。それが評判となり泥棒ではないかと噂されたため、桑名警察署が取り調べを行ったが、入手経路はついに分からなかった。多くは津島神社や多度神社など近隣の社の神饌のようなもので、尾行した刑事の中には、天狗の弟子であることを認めて心霊研究に打ち込むようになった者まで現れたという。初さんは裏殿町に住み、妻いしと一人の子をもうけ、貧しい暮らしのなか荷車ひきをして生計を立てていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代の怪奇-日本列島のミステリー地帯(鈴江淳也・昭和40年代(1960年代後半))
天狗は実在する=外川初次郎と天狗界/人魚の捕獲(カイ諸島)/日本列島のミステリー地帯/UMA・未確認生物/空中飛行と神隠し