幹部が商う本門八品浄風教会の掟
どんな伝承か
東京の牛込に、本門八品浄風教会という美名を掲げた得体の知れない新興宗教があった。世評では、本門仏立講の熱心な講員だった平山某がある目的で講を脱け、この教会を組織したのだという。表向きは日蓮宗の一派を装うが、幹部には鳥肉屋、家具屋、ペンキ屋、易者、金貸、不動産ブローカー、土木屋などが名を連ねて教師を務め、入信者には入会金とともに平山某の作った粗末な木像や数珠、掛軸、仏壇を売りつけ、仏壇はなるべく大きい物を勧めた。入会すれば他の一切の信仰を謗法と呼んで断たせ、先祖伝来の神棚や仏具を焼かせ、これをお焚き上げと称した。
原典より
* 暗い家族(ひ××みち)* 毒牙に斃れた姉(天×教)* 夫に捨てられて半狂乱(生××家)* 守田勘弥の死にまつはる家庭悲劇(金×教)* 娘を自殺させた狂信者* 教団に渦巻く愛慾相(生×の家)* 伝染病とひ×のみち六、物…—— 邪教に迷はされた人々(好村春基・浅野研真ほか編・新興宗教・邪教批判・昭和(戦前)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
邪教に迷はされた人々(好村春基・浅野研真ほか編・新興宗教・邪教批判・昭和(戦前))