鎮祭の社頭に降った流星の如き神光
どんな伝承か
明治四年十一月十二日の夜、足摺山の白皇神社で、宮地布留部が神憑りの童子から授かった教示のとおりに神式へ掛かった。すると再び西方から虚空が鳴動して社頭に止まり、神社の内外が一時ばかり震動した。その勢いは大風が大木を倒すようで、一同の座の前後左右にも数人の気配があり、皆大いに恐れ伏した。布留部が太玉串を取って進み鎮祭の儀を行うと、流星のような神光が声に応じて降り、以後一山は寂寥に返った。直会の折には社頭に神楽の音が聞こえ、布留部が独り出て祝詞を奏したという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
近代日本霊異実録(笠井鎮夫・霊異・神憑り実録・昭和)