車力の車に落ちたお札争い
どんな伝承か
慶応三年、名古屋の東北にある大曽根村の車力が京町筋を車を曳いて通っていると、空からヒラヒラとお札が舞い降り、自分の車の上に落ちた。見ると伊勢大神宮のお祓い札で、町内の者が『この町内へ落ちたのだから引き渡せ』と迫ったが、車力は『自分の車に落ちたのだから自分の物だ』と譲らなかった。仲裁に入った町の顔役の裁定で、車力は札を渡す代わりに礼金一分を受け取ったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本神異見聞伝(笠井鎮夫・昭和40年代(推定))
霊界からの賞罰覿面(日本神異見聞伝)/天狗・竜神の憑依と霊界通信/神霊による人生指導/神隠しと予言/各地の神異・霊異見聞