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酒代の帳面だけが残る秋葉大権現祭礼

所在地静岡県袋井市浅羽
年代1867年(慶応3)8月吉日
登場村人
出典ええじゃないか始まる

どんな伝承か

遠江浜名郡の浅羽村では、慶応三年の八月吉日に「秋葉大権現祭礼」が営まれたらしい。村に残る「秋葉山村入用之当座帳」には、この祭で使った酒の代金の支払いが書き留められている。東海地方の御札降りでは伊勢の札より秋葉の札のほうが多く、秋葉札が降った土地では、秋葉大権現を祀るか、秋葉山へ参詣するか、村内の秋葉常夜燈の前で祭を催すのが常であった。伊勢札が多い地方でも最初の一枚が秋葉札だったり、秋葉社や常夜燈が祭りの場になったりする例が目立つ。浅羽村の祭礼もその型のひとつである。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

ええじゃないか始まる(田村貞雄・現代(歴史研究))

歴史学者・田村貞雄による、1867年(慶応3)の民衆運動『ええじゃないか』の起源を三河地方の御札降りから検証した歴史研究『ええじゃないか始まる』。伊勢神宮などの御札(御祓)が空から降る『御札降り』を発端とするこの運動の最初期を、従来説より早い7月中旬の牟呂村(豊橋)に特定。神職の記録『留記』を分析し、慶応3年7月14日大西村での御札降り、子と妻の死、宮司森田光尋による『二夜三日正月』の決定と開始、各地への祭礼の波及を辿る。

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