トップ三重県の伝承鳥羽市

鳥羽

所在地三重県鳥羽市鳥羽
年代現代
登場小久保栄一、大木鶴蔵、体験者(外国航路の船長)
出典現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話

どんな伝承か

大正五、六年頃、三重県鳥羽市鳥羽での話。語り手の母の弟である大木鶴蔵は当時三十歳ほどで、外国航路の船長であった。寝ていると幾日も続けて亡父が現れ、布団の上からきつく体を押さえつける。「何か迷っていることでもあるのか」と聞くと、首を横に振って否定したという。間もなく叔父は、日本の汽船を英国へ売却引き渡すため、第一次世界大戦中の海へ出航していったが、台湾のキールンを出て間もなく行方不明になった。当時、日本海軍も出て調査したというが、そのまま帰らぬ人になってしまった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話(松谷みよ子・民話・口承文芸・昭和)

松谷みよ子『現代民話考 ― 死の知らせ・あの世へ行った話』を小話単位で全699話収録。死の知らせ・予兆、あの世(地獄・極楽)へ行った話、死者からのサイン、生まれかわりなど、生死とあの世にまつわる現代の民話を全国から採集し地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明606話・市区町村判明489話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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