国崎のカサブキ念仏
どんな伝承か
三重県志摩の長岡村国崎では、盆の十六日に練り歩く念仏行事をカサブキという。傘に新仏の名を書いて吊るしたものを持ってゆくところから、カサの名が出たものらしい。『日間賀島民俗誌』が伝えるものである。著者は、このブキもまた、祭りを意味するホカイ・ホゲの語と連なるものであろうとみており、盆をボニという土地があるのも、同じ系統から出た言葉ではないかと疑っている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
霊魂の行方(最上孝敬・最上孝敬・葬送民俗・昭和(民俗学))
民俗学者・最上孝敬『霊魂の行方』。日本各地の葬送習俗を実地調査し、死者の霊魂がどこへ行きどう処理されるかを論じた葬送民俗研究の集成。