三名村字平のコナキジジ
どんな伝承か
化野燐氏が『民間伝承』第四巻第二号に、民俗学者・武田明の手になる短い記載を発見した。「阿波三好郡三名村字平での聴書。コナキジジ 子供の泣聲を真似る怪」というものである。柳田國男が「妖怪名彙」に記した児啼爺の伝承が、やはり徳島に実在したことを示す記録であった。三好郡三名村字平とは、現在の三好郡山城町上名の平にあたる。吉野川の支流・藤川谷川を大歩危から西へ三キロほど遡った所にある、路線バスの終点の静かな山里である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
妖怪伝説奇聞(東雅夫・1996年-2004年(取材期間に基づく推定))
魔王の木槌を求めて=稲生物怪録(妖怪伝説奇聞)/稲生平太郎の妖怪変化体験/一ツ目巨人・逆さ生首・化け蝦蟇/三次・比熊山の妖怪伝説/各地の妖怪奇聞