妖怪秘宝:稲生物怪録絵巻
どんな伝承か
広島県三次市に個人蔵として伝わる稲生物怪録絵巻は、稲生平太郎と妖怪たちとの攻防を素朴だが力強い筆致で描いた一大妖怪絵巻である。時は江戸中期の寛延二年(一七四九)、備後(現在の広島県)三次藩士の子息で十六歳だった稲生平太郎は、後に武太夫と改名する人物で、相撲の師匠・三井権八のもとで日々を過ごしていたという。国前寺には、この妖怪退治にまつわる魔王から授かった木槌の由来を描いた絵巻も伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
妖怪伝説奇聞(東雅夫・1996年-2004年(取材期間に基づく推定))
魔王の木槌を求めて=稲生物怪録(妖怪伝説奇聞)/稲生平太郎の妖怪変化体験/一ツ目巨人・逆さ生首・化け蝦蟇/三次・比熊山の妖怪伝説/各地の妖怪奇聞