塵輪伝説
どんな伝承か
山口県下関市長府の忌宮神社では、毎年八月に「数方庭」という祭が行われる。伝承によれば、鬼神のごとき姿で身体は赤く頭が八つある妖魔「塵輪」が日本に飛来して人々を殺したが、仲哀天皇の軍によって退治されたという。この伝説は朝鮮半島の風習と結びつきがあるとされ、忌宮神社の飛び地境内である満珠・干珠の二島にも、悪疫が流行した際に音を発したという霊異譚が伝わっている。石見神楽の演目「塵倫」としても広く知られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
妖怪伝説奇聞(東雅夫・1996年-2004年(取材期間に基づく推定))
魔王の木槌を求めて=稲生物怪録(妖怪伝説奇聞)/稲生平太郎の妖怪変化体験/一ツ目巨人・逆さ生首・化け蝦蟇/三次・比熊山の妖怪伝説/各地の妖怪奇聞