福来夫人から託された未発表原稿
どんな伝承か
仙台を訪れた著者を迎えた福来多津子夫人は、涙をこぼしながら、福来友吉の第二世はあなたですと告げた。そして夫が世に出さぬまま残した原稿や遺品を、その場で著者に託したのである。受け取った著者は、一生をかけて博士の学説をまとめ上げ、六次元論によって哲学の総決算を果たすと心に誓った。ちょうど記念館をめぐって新興宗教の幹部が遺品の引き渡しを迫っていた時期でもあり、仙台の学者たちは発起人との契約を盾に、その要求を毅然とはねつけていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
念写発見の真相(山本健造・念写・超心理研究・昭和(近代心霊研究史))
山本健造『念写発見の真相』を節単位で収録。念写(思念写真)の発見者・福来友吉博士の生涯と受難、千里眼事件(高橋貞子・長尾郁子の透視/念写実験)、弘法大師の御霊影をめぐる霊写実験(大師の御影・霊魂実在の証明法・霊地の発見・霊写の実験・結論)、福来学説の現代化と六次元原理・念論、福来博士の飛騨での幼少期から東京帝大・宣真女学校・高野山大学を経て記念館建設に至る軌跡を、各節の冒頭に【日付】【場所】【人物】【状況】マーカー付きで網羅。