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幽霊屋敷第一例:呉市の下宿先での黒い物の襲撃

所在地広島県呉市
年代昭和9年
登場著者
出典神秘の世界-超心理学入門

どんな伝承か

昭和九年ごろ、軍艦乗りだった投稿者は、呉市中通り九丁目の家に下宿していた。四十日ほどの航海を終えて戻ると、向かいの部屋で寝ると誰もが黒い大きなものに襲われるので下宿人が居なくなり、近所の神主に祝詞をあげてもらったと聞かされた。若く元気だった投稿者は、そんな馬鹿なことがあるものかと自分がその部屋に寝ることにし、夏の夜九時ごろ床に入った。まだ眠らないうち、目を閉じたとたんに老婆のような黒く大きなものが上からのしかかり、息が詰まって体を起こせない。消えては襲うことが三度ほど続き、翌日すぐに別の下宿へ移った。のちに、十年ほど前に老婆が奥の六畳間で悶え死んだと聞いたという。

原典より

ちょっと目を閉じたかと思うと、上から黒い大きな(老婆風の)ものが、のしかかり呼吸困難になりました。—— 神秘の世界-超心理学入門(宮城音弥) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

神秘の世界-超心理学入門(宮城音弥)

『神秘の世界-超心理学入門』は、心理学と精神医学を学んだ宮城音弥が著した超心理学の入門書である。遠感(ESP)、精神力で物を動かす現象(PK)、未来の予知、死後の生存を取り上げ、パイパー夫人やエウサピア・パラディーノらをめぐる欧米の実験記録に、一般から寄せられた日本の体験談を交えて、信仰にも全否定にも寄らない立場から検討する。五部から成り、霊媒の詐術を扱う「サギと真実の間」の部を含み、巻末に結び・注と引用文献・超心理学用語・索引を置く。

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