飛騨・トリツキスジ老女の呪い
どんな伝承か
岐阜県飛騨地方には、トリツキスジやゴンボダネと呼ばれる家筋があり、その者に憎まれ睨まれると病んだり死んだりすると恐れられた。千葉徳爾の報告によれば、飛騨益田郡のある村でトリツキスジの老女が生まれたばかりの赤子を見て「まあよい子だ」と言うと、赤子は乳を吸わなくなって三日で死に、体には人の爪でつかんだような痕が残っていたという。老女の生霊が乗り移ったためと伝えられた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本の憑きもの(吉田禎吾・民俗・憑きもの研究・昭和)