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アワビ貝の杯と青山の花野の怨霊

所在地兵庫県姫路市青山
年代15世紀なかば
登場太田垣小殿佐の愛人花野、笠寺新右衛門、山名持豊、太田垣小殿佐、当時の姫路城主、青山の住人・花野の主人
出典日本怪談集 幽霊篇

どんな伝承か

山名持豊が姫路城を治めていた一五世紀なかばのことである。姫路の西郊、青山に太田垣小殿佐という者が住み、花野という愛人を置いていた。ある日、太田垣が家臣をもてなす席へ、山名家伝来のアワビ貝の杯を並べた。一合入りから一升入りまで揃っているはずが、二合入りの一枚だけが見当たらない。太田垣は花野を責めたが、実は日ごろ花野に横恋慕していた出入りの郷士、笠寺新右衛門が杯を隠し、罪を着せたのだった。笠寺は主人に代わって花野を縛り上げ、責めさいなんだ末に殺してしまう。以来、青山の屋敷には毎夜のように怨霊が現れたと伝わる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本怪談集 幽霊篇(今野圓輔・今野圓輔・日本怪談集・昭和(怪談集成))

日本各地の幽霊・人魂・生霊の実話怪談を十章+幽霊外伝に分類して集成する。

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