虫に姿を変えたお菊の怨霊
どんな伝承か
兵庫県姫路市の姫路城本丸南、旧二の丸広場には「お菊の井戸」と呼ばれる井戸がある。家宝の十枚の皿のうち一枚を割った罪で殺され井戸に投げ込まれたお菊の怨霊が、深夜に皿を数えて泣くという皿屋敷伝説の地とされ、播州姫路とも江戸番町とも言われている。一七九五年(寛政七年)、姫路城下に女がうしろ手に縛られ木にくくりつけられたような姿の虫が発生し、人々はお菊の亡霊が虫になったものだと噂した。この虫は姫路では昭和初め頃まで「お菊虫」としてアゲハチョウの蛹が土産物として売られていたという。
原典より
姫路城、本丸の南、旧二の丸の広場に石さくで囲まれた「お菊の井戸」と呼ばれるものがある。—— 心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代)
奇怪なお菊人形(心霊大全)/心霊写真と自殺者の霊/北海道の怪奇現象/憑依と祟り/中岡俊哉の心霊蒐集