まぼろしの大蛇
どんな伝承か
生駒山には古くから巨大な蛇が棲むと伝えられている。胴回りは五十センチほど、体長は十五メートル以上あり、鱗は松の皮のように硬くて這うとギシギシ音を立てるという。一九四五年(昭和二十年)の春には、生駒山麓の枚岡に住むヤンコと呼ばれる山番が、松の倒木と間違えて大蛇に腰かけてしまい、慌てて逃げ帰ったものの熱を出し十日後に死んだと伝わる。今も二、三年に一度は目撃者が出るといい、枚岡付近の鎮魂の滝へ向かう谷の入口には「この上に大蛇あり。登るべからず」という立札が枚岡警察署の名で立てられている。生駒北側の信貴山の空鉢には、この大蛇を祀った社が現存する。
原典より
生駒山には、昔から一匹匹の巨大な蛇が棲んでいるといわれている。—— 心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代)
奇怪なお菊人形(心霊大全)/心霊写真と自殺者の霊/北海道の怪奇現象/憑依と祟り/中岡俊哉の心霊蒐集