生き神さまの住む山
どんな伝承か
大阪・上本町から近鉄奈良線で約三十分の石切駅一帯、生駒山の急な斜面の麓に広がる石切・枚岡・ひょうたん山の谷や森には、数百人の「生き神さま」と呼ばれる行者たちが住んでいるという。彼らは人に憑いた狸や狐を追い払う「タヌキ落とし」「キツネ落とし」のほか、占いや刀の刃渡り、口寄せ、火渡りなど様々な術を修得しているとされる。平安期創建の石切剣箭神社は「おでき」を治す神として知られ、煮えたぎる湯を笹の葉で振りかけてもやけどしないという。谷の奥にはかつてキツネ落としの名人と呼ばれた行者が住み、刀を振り下ろす気合でキツネを追い払っていたと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊大全(中岡俊哉・1970年代~1980年代)
奇怪なお菊人形(心霊大全)/心霊写真と自殺者の霊/北海道の怪奇現象/憑依と祟り/中岡俊哉の心霊蒐集