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榎の神木を伐って急死した汁粉屋の主人

所在地東京都台東区浅草(浅草寺)
年代明治九年八月
登場汁粉屋北村の主人
出典日本怪奇集成-明治大正昭和篇

どんな伝承か

浅草の金竜山浅草寺の境内に北村という汁粉屋があり、その裏手に年を経た榎の大木が立っていた。幹の半ばが朽ちて小蛇の巣となっており、近所ではこれを宇賀神の神木として敬う者も多かった。ところが蛇が枝を伝って庭へ下りてくるので、家人は気味悪がる。主人は伐ってしまおうと近所の修験者に相談したところ、神木ゆえ祟りがあるかもしれぬから加持祈禱をしてからにせよと言われ、祈禱を済ませたうえで枝を伐り落とさせた。するとその夜から主人は急な病に倒れ、十日あまり患って死んだ。近所の人々は神木の祟りだと噂しあったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本怪奇集成-明治大正昭和篇(富岡直方編著・日本怪奇集成・昭和初期(推定昭和2-3年))

明治・大正・昭和の怪奇譚(日本怪奇集成)/生首と幽霊の怪/狐狸のいたずら/怪盗と世相の怪異/各時代の不思議な事件

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