清治が渕
どんな伝承か
小川の所久保で清治は生まれた。そこではもとお日待をしていた。ある晩、一人の男が来て、おれも仲間にしてくれといった。その人を仲間にしたが、いよいよその人の番になると、清治だけを誘って渕のところへ行った。目をつぶってろ、おれがつれて行くからといわれ、どのくらいたったかわからないが、清治は帰るときに肉のかたまりのようなもの、人魚ともいうものをもらって帰って来た。みんなに分けろということであったが、二、三歳になるみよという娘が、棚の上の肉を一人で食べてしまった。それからみよは長生きをして、ほかの人が死んでもみよだけは生きていた。それで諸国へ旅に出て、若狭の小浜で亡くなったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
群馬県史 資料編 27(群馬県史・江戸時代~明治時代の記録編纂)