近所に住む三好マサコさんの御主人が五○年四月亡くなら
どんな伝承か
島根県益田市の話。近所に住む三好マサコさんの主人が、五〇年四月に亡くなった時のことだ。遺体がいよいよ涙とともに棺に納められた時、偶然にも、主人が可愛がっていた小猫が車にはねられて即死した。小猫は主人と同じ足を傷めていたという。皆は、小猫が主人の後を追ったに違いないと、新たな涙を誘われたということである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 10 狼・山犬、猫(松谷みよ子・現代民話考・1970年代~1980年代推定)
松谷みよ子『現代民話考 10 狼・山犬、猫』を小話単位で全541話収録。狼・山犬・猫にまつわる現代の民話・怪異譚(送り狼・化け猫など)を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明535話・市区町村判明490話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。