三粒の種が開いた芋原の草分け
どんな伝承か
土佐岡藤左衛門が初めて芋原へ入ったとき、湿った地に稲の種をただ三粒だけまいておいた。秋になって訪れると、そこには十本の稲が実っていたという。これに力を得た藤左衛門はこの地に庵を結んで永住することを決め、土地の草分けとなった。彼が稲の実をまいたと伝える場所は、いまも三粒田の名で語り継がれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第11巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全56話(鳥取・島根=山陰)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。