十輪寺から来た行人が生き埋めにされ
どんな伝承か
長野県南安曇郡梓村上立田にも行人塚と呼ばれる塚がある。昔、十輪寺というところから一人の行人がこの地へ来て、生き埋めにされたと伝わる。埋められたのち、七日七夜のあいだ地の下から鐘の音が聞こえ続けたという。同じ南安曇郡の高家村真々部にも、業病を患った百姓が自ら生き埋めとなり、その後六日間鐘の音がしたという行人塚があり、上立田の塚もその同類の伝承として記録されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。