よく働く一対の牛のうち牡牛が病死し
どんな伝承か
奈良県山辺郡二階堂村の中街道の傍らに牛塚がある。昔、ある農家によく働く一対の牛がいたが、この辺りで牡牛が病を起こして死に、牝牛も悲しんで続いて死んだ。その屍を葬り、椋の木を植えて農神と崇めたのがこの牛塚だという。今も男女は十七歳になると、この塚で供養を行うと伝える。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。