道灌を失い庵を結んだ紅皿の墓
どんな伝承か
紅皿は、太田道灌が山吹の里へ狩りに来たとき出会った娘で、のちに江戸城へ招かれて歌の友となった。だが道灌は五十五歳の年、力を恐れた者の讒言により糟屋の館へ誘い出され、主の扇谷定正の命で家臣曽我兵庫に討たれる。突き刺した槍を握りしめ、辞世を口ずさみながら首を落とされたという。道灌を失った紅皿は尼となり、この地に庵を結んで仏門に帰依し、寂しく暮らしたと伝わる。もとここにあった西念寺に葬られ、大聖院の境内にある板碑がその墓といわれている。
原典より
場所 東大久保二丁目 大聖院紅皿は、太田道灌が山吹の里に狩りにきた時に出会った娘で、のちに、道灌が江戸城に呼び寄せて歌の友とした。—— 新宿と伝説(新宿区教育委員会) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
新宿と伝説(新宿区教育委員会)
新宿区教育委員会編『新宿と伝説』を全62話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。