松本周辺の黄昏の方言
どんな伝承か
信州では松本の周囲で黄昏どきを「メソメソドキ」と呼び、少し北へ行くと「ケソメキ」といって、暗くなりかかることを「ケソメク」という動詞で表した。この地方では、人と顔を合わせにくい夕刻に、そしらぬ振りをして通り過ぎることを「ケンケンとして行く」ともいったという。夕暮れどきの心細さを語音に写した方言の一例である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。