旧敦賀の時の鐘
どんな伝承か
柳田国男の回想によれば、日本の寺で聞く鐘の音は、旧教国の寺の鐘とはまったく異なる響きを持つという。かつて旧敦賀で聞いた「時の鐘」の音は、夕暮れ時になるとまるで雲の中に響きわたるようであり、それがあのあたりの寺の鐘の特色でもあったと柳田は記している。一方、外国、殊にスイスの寺では鐘とともに正面左右に大きな時計が備え付けられ、日本とは異なる趣向が凝らされていたとも述べている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第3巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第3巻』を全158話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。