トップ新潟県の伝承長岡市

与板・六地蔵による制裁の慣習

所在地新潟県長岡市与板
年代明治40年5月(旅中見聞)
登場柳田国男、採録者
出典定本柳田国男集 第3巻

どんな伝承か

与板の町の背後は岡である。宿の主人は才幹ありげな男で銀行の支配人を兼ね、自ら案内して町の姿を説き示した。岡に接しているのは一万石の大名屋敷である。小学校の後ろから登ると、以前医者が住んだ屋敷だという梅の多い谷があり、池に蛙が多く鳴いて荒れ果てていた。寺の庭を通って外に出る。この寺の六地蔵を、町のために好ましくない家の門に舁き据えて制裁とすることが、昔からの慣習だという。近頃破産して与板銀行に迷惑をかけた大金持が二戸あり、その家はすでに取り毀たれて菜種畑になっていた。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第3巻(柳田国男・定本柳田国男集)

柳田国男編『定本柳田国男集 第3巻』を全158話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

種別から探す

越後六地蔵

長岡市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『定本柳田国男集 第3巻』の伝承