竹富島・神から学んだ造船
どんな伝承か
竹富島では島仲栗禮志の幼い兄妹が、ある日浜で遊んでいると、半輪の月のような物が海上に漂ってくるのを見た。二人はそれを見倣って木を伐り、初めて船というものを作り、五包七包と名づけて浜に浮かべ玩具として楽しんだ。その小船は後に隣の黒島に流れ着き、黒島の人がそれを大きく造り変えて竹富に漕ぎ来たことで、子供たちが神から学んだ術であったことが知られたという造船起源の伝承である。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。