保土の島の墓所始まりの由来
どんな伝承か
保土の島は全体が四十五町歩ほどの面積で、そのうち百十三町歩が畑という、一つの山を三倍以上に耕した島である。山の頂上まで段々畑で平地がほとんど無いため、昔は島に死人を葬る余地が無く、対岸四浦の山陰にある寺の墓地へ舟で葬式に行く習わしだった。ある年、風が荒れて七日も舟が出せないことがあり、それ以後は島に墓を造るようになったと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。