24. テキスト断片(蛇石峠関連)
どんな伝承か
蛇石峠を抜けて伊浜の民宿に逃げ込んだ文屋さんが女将に事の次第を話すと、「あそこは墓地もあるし、蛇石は出る出るって言うお客さんが何人かいるよ。すぐ上の空き地も以前は火葬場だったから見たという人がいる」と告げられた。さらに釣り仲間からも「蛇石でコレ見たってよぉ」と女将が手首を曲げる仕草で幽霊の話をされ、複数の目撃談があることが確認された。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
水辺の怪談2(水辺の怪談シリーズ・2000年代初期(推定))
釣り人の実話水辺怪談アンソロジー第2集。南紀白浜三段壁で声をかける白い服の女、伊豆の蛇石峠で車窓に張りつき身の上話を脳に直接響かせる女霊、箱根の戦後火葬場跡の足音、黒部峡谷の隧道の呻き、奥多摩湖畔に現れる自殺女性、豪雪で全滅した廃村の足音、渓流で足首を掴む手、河口湖の憑依と竜神の警告など、水辺の死者との遭遇譚を集める。