柳町の風呂の地蔵
どんな伝承か
門司区柳町二丁目一〇には、安徳天皇ゆかりの風呂(不老とも)の井戸、鏡ヶ池がある。そのそばのお堂に、風呂の地蔵がまつられている。寿永四年に壇之浦で平家が滅んだのち、その供養として大里柳村風呂に大専寺が建てられ、境内に風呂の地蔵がまつられたのが始まりという。大専寺は慶長年間に本町へ移ったが、地蔵は風呂の地に残り、昭和十七年に萩尾へ、四十六年に現在地へ移されて、御幼帝の霊をまつっている。毎月二十四日に開扉され、地区の人が参っている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。