田野浦・長浜の荒神祭祀
どんな伝承か
田野浦と長浜の荒神様のまつり方は、ほかの地区と大体似ていて、昔は荒神様をまつる家に座頭の琵琶法師がお祓いにやってきた。訪れる時期は土地で違い、田野浦では正月と四季の土用に、長浜では正月と盆に来ていたという。荒神様をかまどの上にまつるのは馬島・藍島の両島とも同じで、藍島には昔、山口県の吉見浦から座頭が渡ってきて荒神祭りをしたと伝わる。黒崎では晩秋のころ琵琶法師が訪れていたが、昭和十年ごろから自然に絶えた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。