クマヤガマ(天照大神)
どんな伝承か
世を広げるとき、天照大神がクマヤ洞窟に隠れてしまったので、世の中は闇になり暗くなった。神々達は、これは何とかして国を明るくしなければならないと考え、クマヤ洞窟の前で、闇の世で何も見えないので手さぐりのまま大騒ぎをし、ここから出して明るくしようという気持ちから踊りのまねをしていた。何をしているのか踊りを見ている人達にも分からなかったが、踊り騒いでいると、天照大神が、こんなにボンボン音がするのは何だろう、これはめずらしいと言って開けて見た。そのとき、ある偉い人が天照大神を外に出したので、世が明るくなったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第15巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第15巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全185話(奄美・沖縄=南西諸島)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。