俊寛
どんな伝承か
長浜浦の入江の西岸は切り立った崖で、その足もとに大きな石が幾つも転がっている。潮が引けば岩伝いに渡って行くことができる。石の一つには足跡らしいくぼみがあり、十年ほど前までは左足の形がはっきり見て取れたが、今では指の跡さえ判じがたい。赦免された成経と康頼が船を出したとき、別れの悲しみに堪えかねた俊寛が、この石の上で足摺りをして嘆いた、その跡なのだという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第14巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第14巻』所収の「文化叙事伝説」「自然説明伝説」全75話(熊本・宮崎・鹿児島=南九州)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。