奈良王様
どんな伝承か
昔、奈良法皇が西山の奈良田へ行幸された際、今の鳳凰山へ登って遙かに都を慕い、その帰路、山麓の郷へ下りられた。村人は長さ二十歩、幅二十九歩もある大石に茅草を敷いて御休息所としたという。この石を御座石といい、のちにはこれがそのまま郷の名となって、御座石千軒といわれるほど繁栄したと伝えられている。韮崎市清哲町に伝わる奈良王様伝説の一条で、『甲斐伝説集』に載る。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第5巻』所収の「文化叙事伝説」全104話(千葉・山梨・神奈川・埼玉・東京=関東甲信)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。