鯰住まず
どんな伝承か
水主神社の祭神百襲姫命が宮居の地を定めるため郡内を回られたとき、旧五月の炎天下、西村の保田池のほとりで休み、疲れた足を池で冷やしていると、鯰が出て来て姫の足に食いついた。姫が驚いて足を蹴られると池の堤が切れて水が流れ、流岡ができた。鯰は結界されて大内郡内には棲まなくなったという。また鯰という皮膚病にかかったときは、鯰の絵を描いて水主神社に祈願すると不思議に全治すると伝えている。
原典より
水主神社の祭神百襲姫命が、宮居の地を定めるため郡内を回られたとき、たまたま旧五月の炎天下、しばらく休息をと、西村の保田池のほとりで休まれ、疲れた足を池で冷やしておられると、鯰が出て来て姫の足に食いついた。—— 日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第12巻』所収の「文化叙事伝説」全139話(香川・徳島・愛媛・高知=四国)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。