七人のみさき
どんな伝承か
むかし徳山では、日が暮れるとどこからともなく七人のみさきが現れたという。七人のみさきとは七人の坊さんのことで、黒い衣を着て一列に並び、鉦をチーンチーンと鳴らしながら足早に歩いてくるとされた。見た者は死ぬ、女子どもをさらうと恐れられ、女や子どもは日が暮れる前に家へ戻った。どうしても外を歩かねばならない時は、親指を手のひらで握りしめて行くとよいと言われていた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第10巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全85話(岡山・広島・山口=中国地方)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。