水無川
どんな伝承か
往時、保津川の支流である犬飼川のほとりを弘法大師が通られ、ある百姓家で飲み水を所望したところ、その家はこれを断った。大師は仕方なくすごすごとその家を立ち去られたが、それ以後、犬飼川は水の要らない冬の時節には下流まで沢山水が流れて来るのに、肝心の水の要る夏の季節には一滴も流れて来ないという。これは大師の祟りだといって今なお恐れられている。
原典より
〈高木―「水無瀬川」 柳田―「水無川」〉往時、保津川の支流、犬飼川のほとりを弘法大師が通られて或る百姓家で飲み水を所望せられたところが、その百姓家は之を断った。—— 日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。