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井根を支えた巡礼の人柱と地蔵

所在地京都府福知山市字堀
年代伝承(口承)
登場松平忠房、沼地を田に開いた領主
出典日本伝説大系 第8巻

どんな伝承か

内田から東堀を経て土師川に至る一帯は、かつて広い泥沼であった。江戸期に松平忠房が沼を埋めて田に変えたものの、肝心の水がない。そこで土師川に井根を築いて水を引くことになったが、石堤は増水のたびに流されて完成しなかった。堀村の人々は人柱を立てるほかないと考えたが、名乗り出る者はいない。折しも川原には親子四人の巡礼が暮らしており、病身であった父親が自ら人柱に立ちたいと申し出た。その巡礼を人柱にしてからは石積みが順調に進み、井根は完成する。村人は感謝して取入口の脇に地蔵を祀り、霊を弔ったという。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))

『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。

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