雪が隠した摺粉木の足跡
どんな伝承か
五箇では、旧暦十一月二十四日に降る雪を摺粉木隠しと呼び、その日は家々で御馳走をこしらえたという。日ごろから弘法大師を信じていた貧しい男が、雪の日に隣の稲木から稲穂を抜き取った。男の足は摺粉木のような形で、雪の上に残る跡から盗みがすぐ知れてしまう。それを哀れんだ大師が雪を降らせ、足跡を覆い隠して男を助けたと伝える。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。