蕎麦ろくとうと大師講の歌
どんな伝承か
中津に泊まりを乞うたお大師さんに、家の者は、泊めてやりたいが食べる物がない、へこ団子が少しあるからそれを分けて食べ、ひもじくてもこらえてくれと答えた。するとお大師さんは、来る道の稲木に蕎麦がかけてあった、あれを盗んできて蕎麦ろくとうにして食べさせてくれ、今夜は雪を降らせて足跡を隠してやると言った。このとき蕎麦を挽きながら歌ったのが「今日二十四日大師講の祭、今夜蕎麦挽いて、蕎麦ろくとう」という歌で、「今日は二十四日大師講の祭、蠅が団子もて往ぬるげな」という歌も伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。