巨人の足跡
どんな伝承か
長野県北佐久郡三井村(現佐久市)の話。三井村から平根村へ行く途中、安原区大久保に、少し低めの丸い、各百坪ばかりの田が二つある。二つの田は約一町ほど離れているが、これはデーラン坊が歩いた足跡だと言われている。デーラボッチャなどと呼ばれる巨人が土を担いで方々を歩き、その一歩ごとの跡が窪地や田になったと語る「巨人の足跡」伝説の類話の一つで、ここでは並んだ二枚の田の形に巨人の歩幅を伝えている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第7巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第7巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全97話(愛知・岐阜・長野・静岡=中部)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。