雑煮食わず
どんな伝承か
この村は大部分が大同氏を名乗る。その祖先である盛近が大同二年にこの地へ移り住んだからである。盛親は京の禁裏の守護となり、坂上田村麻呂に従って鎌倉山の軍に加わり功があった。田村神社創建の時、祝典の餅が咽に詰まって死んだので、木野の大同家に限って正月に餅を搗かない。それで徳賞寺では毎年正月元旦に、木野の檀家へ寺で雑煮餅などを振る舞うことになっている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第6巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第6巻』所収の「文化叙事伝説」全44話(福井・富山・石川=北陸)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。