五年鳴りやまぬ法住寺の泣桜
どんな伝承か
法住寺には泣桜と呼ばれる桜があり、吼木桜の名でも知られる。大同年間、空海がまだ唐にいた頃、密具の杵二つを日本へ向けて投げたところ、そのうちの五鈷杵がこの地まで飛来し、桜の梢に留まって光を放った。桜は五年のあいだ絶えることなく法華経を誦する声を発し続けたといい、そこからこの名が付いたと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第6巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第6巻』所収の「文化叙事伝説」全44話(福井・富山・石川=北陸)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。