鵜の瀬に降りた若狭彦と御水送り
どんな伝承か
下根来の白石にある鵜の瀬は、若狭彦神と若狭姫が天降った地だと伝えられる。若狭彦は彦火火出見尊、若狭姫は豊玉姫にあたり、近江の和爾族がこの神々を祭ったといわれる。ここでは御水送りの行事が営まれるが、これは東大寺の実忠と遠敷明神とが、若狭の水を送ることを約したという由来による。縁起は竜宮の物語の形をとる。創祀の社である白石神社の周りには椿の原生林が広がっている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第6巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第6巻』所収の「文化叙事伝説」全44話(福井・富山・石川=北陸)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。